音楽家と身体能力 その1

  • 2018.09.08 Saturday
  • 07:13

JUGEMテーマ:音楽活動

 

 

昔、とあるテレビ番組で2m40cmと2m30cmの非常に背の高い人の特集を観たことがあります。

彼ら二人とも共通のある特技があって、それは腕相撲なんだそうです。

体重や筋肉量は身長に比例するのではなく、身長の3乗に比例するので、身長170〜180cmの人と比べて230cm〜240cmの人の体重や筋肉量は、単純計算でも2、3倍になります。

自分と同じ体格の人間二人と綱引きで勝負するようなものですから、身長170〜180cmの人が230cm〜240cmの人と力比べでは、真っ向勝負ではまず勝ち目はありません。

 

バスケットボールの世界では、中学生男子の日本代表チームでは平均身長が190cmを超えている時期があったりと、高身長が絶対的に有利と言われています。

中学生男子の平均的な身長である150cm、160cm台の選手では太刀打ち出来ず、トップ選手になるためには努力では超えられない身体的壁が立ち塞がっています。

 

他にも短距離走や格闘技のヘヴィ級以上の階級では、遺伝的な筋力量や生まれ持ったフィジカルの強さが重要な要素となります。

例えば全盛期のマイク・タイソンのスパーリングでも見ようものなら、こんな選手には絶対に勝てないという、努力だけでは決して超えられない壁がはっきりと見えると思います。

 

それでは音楽の世界ではどうでしょうか?

息を多く使う管楽器奏者や歌手の場合は、肺活量は多い方が有利ですし、肺活量を増やすための筋力が発達しているに越したことはありません。

それでは優れた管楽器奏者や歌手が皆、水泳選手のようなトレーニングを行い、逆三角形の体をしているかと言うと、そういうわけではありません。

同じ時間で腹筋を100回行って肺活量を増やすトレーニングをするよりも、スケール練習を10回して音感や息の使い方の向上のトレーニングをする方が演奏力の向上につながるからです。

 

打楽器や鍵盤楽器の場合、打面への衝撃が強ければ強いほど大きな音が鳴るのは事実ですが、大きい音を出すためには筋力を鍛えるのではなく、打面への当て方、つまり当てる場所や角度、スピード、手首の柔軟性がより重要になります。

打楽器の場合、大きい音を出すため、力任せに演奏をすれば楽器が壊れてしまいます。

ピアノの場合は内部に貼られた弦が振動して音を出す仕組みなので、音の大きさ限界があります。

いくら撃力を高めてもある程度以上の大きい音は出ないのです。つまり腕の筋力を鍛えることが、より大きい音を出す要因にはならないということになります。

 

〜後編に続きます〜

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